ネコロジカル・ショートカット・ネコロジカル

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ネコロジカル・ショートカット・ネコロジカル

2009年12月2日(水)~7日(月)
場所:日暮里 d-倉庫
戯曲:北村耕治
演出:三谷麻里子

出演

東俊樹(SPINNERS)
五十嵐勇(風琴工房)
池田ヒロユキ(リュカ.)
小川拓哉
勝俣良苗
神戸誠治
澤 唯(projectサマカトポロジー)
篠本美帆(チーム下剋上)
大間剛志(HUSTLE MANIA)
土谷朋子
野村沙月(のむらんぷ)
畑雅之
服部奈央
福岡佑美子

日替わりキャスト

2日(水) 関村俊介(あひるなんちゃら)
3日(木) 原田優理子( トリのマーク )
4日(金) 根津茂尚(あひるなんちゃら)
5日(土) 麻生0児(studio salt)
6日(日) 黒岩三佳(あひるなんちゃら)
7日(月) 宮嶋美子

スタッフ

舞台監督:田中新一(東京メザマシ団)
美術:袴田長武(ハカマ団)
照明:南出良治
音響:齋藤瑠美子
衣裳:いのくちあきこ
振付:やべめぐみ
演出助手:原田優理子( トリのマーク )
宣伝美術:アニャン社/BitRabbit
制作:北村耕治
制作補佐:浅野千鶴(味わい堂々)
企画製作:猫の会

おはなし

父の再婚を機に、かつて祖母の暮らしていたマンションへ越してきた妙子と文子。部屋の両隣には爬虫類を飼う女やミュージシャン風の男など、よく分からない人たちが住んでいる。飼い猫のししゃもは、猫の神様を名乗る不思議な猫に出会い、街を連れまわされる。ある日文子は自称大学教授の怪しい老人に出会い、かつて街を走っていた幻の路線「譲二線」の痕跡を探るというアルバイトを始めるが…。

舞台写真

ネコロジカル・ショートカット・ネコロジカル・舞台写真

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3回目の本公演。過去最多の登場人物に加えて、日替わりキャストまでお招きして、いつもよりお祭り気分を盛り気味で製作した公演でした。初日が開けた後、劇場ロビーでお客様たちと缶ビールで乾杯したことが印象深い思い出です。公演期間中は毎日本当にたくさんの人が劇場を出入りしていて楽しかったな。盛大だった分、終わる時の寂しさもまた格別でした。

この頃から、ぼくの興味は時間の積み重ねや空間の変化といったものに移ってきています。今は光が丘公園がある場所に実在した米軍基地の史実に触発されつつ、ごく個人的な祖母への想いを折り込みつつ、やっぱり猫をしゃべらせたいという気持ちも混ぜ込みつつ捏ねくりまわして出来上がったのがネコロジカル・ショートカット・ネコロジカルでした。変なものが書きたかったはずのに、けっきょく一回転してただのいい話になっちゃったという気もしていて、評判は賛否両論でした。でもけっきょく、混沌とした評価もまたこの公演をやったひとつの意義なんだよな、とも思っています。